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パウルは、つねに自分の一族に脅かされ、孤立無援の状態にされていると感じていた。そして彼らのことをつねに、巨万の富に窒息した、芸術と精神とに敵対的な一族と呼んでいた...
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「ヴィトゲンシュタインの甥-最後の古き佳きウィーンびと-」 トーマス・ベルンハルト P111-113
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私はルートヴィヒについてパウルと話したことは一度もなかった。ただパウルは時たま、そして私にとってはかなり唐突に、君はぼくのおじのルートヴィヒを知っているかねと言う...
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「ヴィトゲンシュタインの甥-最後の古き佳きウィーンびと-」 トーマス・ベルンハルト P113-115
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賞を受けるということはもうそれだけで異常な行為なんだ、とわが友パウルは当時私に言った。国家賞を受けるなんて、なかでもいちばん異常な行為さ。
– 「ヴィトゲンシュタインの甥-最後の古き佳きウィーンびと-」 トーマス・ベルンハルト P129
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