July 6, 2009

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「河口慧海日記-ヒマラヤ・チベットの旅-」 河口慧海 講談社 読了。

「河口慧海日記-ヒマラヤ・チベットの旅-」 河口慧海 講談社 読了。

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June 14, 2009
「第二回チベット旅行記」 河口慧海 講談社 読了。

「第二回チベット旅行記」 河口慧海 講談社 読了。

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June 10, 2009

力ムバ城市

力ムバ城市に到着すると、さっそく食糧の準備を整えた。ここには要塞があって、その周囲に人家が集まっている。こういうのをゾンと称するので、人家といっても実はニ、三十戸に過ぎぬ寒駅である。しかし商賈があって物の売り買いが行なわれるところである。ただし多くは高価である。他の場所に比して一倍半高価である。けだし、遠く、そして高いところに運搬したものであるがためだ。

ついでだから、ここでチベットの食物を紹介するが、主食物は焼き麦粉である。日本の麦粉に当たるものだ。肉はヤクや羊、野羊(この場合は山羊か、別にナーと呼ぶ野生羊もあるが)等のものを用い、シナ系の人が多く豚肉を用いる。魚はある。川や沼、沢、湖水で取れるもので、かなりあるのだが、チベット人はあまりこれを食わない。

彼らにその理由を尋ねると、こういう答をした。獣の肉より魚の肉を食う方が罪である。例えぱヤクを一疋殺せぱ幾人もで食うことができるが、魚だと一人で数尾を殺さねばならぬ。これ罪深きゆえんであると。してみると、小の虫を殺して大の虫を生かすということはチベット人には通ぜぬことである。ただ彼らは数の多少で罪悪の多少を決定するのである。

「第二回チベット旅行記」 河口慧海 講談社学術文庫 p.62,63

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June 1, 2009
悲惨な美人のさらし者

悲惨な美人のさらし者

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鳥葬における死体の解剖

鳥葬における死体の解剖

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白昼強盗に会う

白昼強盗に会う

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法王(ダライ・ラマ)に召される

法王(ダライ・ラマ)に召される

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「チベット旅行記」 河口慧海 白水社 読了。

「チベット旅行記」 河口慧海 白水社 読了。

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May 31, 2009

奇妙な薬

薬と言えばチベットには奇妙な薬がある。
その本体を知った者はおそらくチベット人を除いては誰も飲むことができぬだろうと思われる。それは法王とか第二の法王などの高等のラマの大便を乾かして、それを法王あるいほ高等ラマの小便でこねて丸薬にこしらえ、その上を金箔で包むとか赤く塗るとかして、これにツァ・チェン・ノルプー(宝玉)という奇態な名をつけ、薬として用いるのである。それはけっして売り出すのでほなく、よいつてがあればお金をたくさんあげてようやくもらうことができるといったもので、非常な大病になったとか、臨終の場合にそれを一つ飲むのである。それでよくなれば薬がきいたと言い、たとえそれで死んでも、「まことにありがたいことだ。ともかく宝玉を飲んで死んだから、あの人も定めて極楽に行かれるだろう」と言って誉れのように思っているのである。

しかし宝玉がこういう材料でできているなどということは、一般人民ほほとんど知らず、法王が秘密の法でこしらえたごくありがたいものであると思っている。それを知っているのは、宮殿に出入りする官吏官僧その他チベットの事情に通じている人だけである。

「チベット旅行記」 河口慧海 白水社 p.276

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